釘師は何を基準にして、どんなものを使ってどんなふうに釘調整を行っているのでしょうか?釘を読めるようになるためには、釘師を知ることも必要です。
釘師は、その日の予算をにらんで、一台一台もそうですが、店全体の機械の数を合計した全体での利益を考えているのです。
1日の営業が終わり、釘帳というものを見て、釘の開け締めを決めます。釘帳とは、各台のアウト(パチンコでは打ち出された玉)・セーフ(払い出しがあるチャッカーや役物に玉が入ること)・ベース(大当たりしていない状態での払い出し率のこと)・スタート(メインデジタルが変動して停止する1回転のこと)・ヨリ(重要な入賞口やアタッカー、役物などに、玉がどれだけ集まるかを指す)などのデータです。このそれぞれのデータが、釘の開け締めを左右するのです。
釘の調整にはいくつかの道具が使われます。道具にはどんなものがあるのでしょうか?
釘師のテクニックに、「腰折り」というものがあります。これは、通常、釘を曲げるとき、ハンマーで叩いて根元から曲げるのですが、リードペンチや調整棒を使って、釘の胴の途中から曲げるというテクニックです。
これを使うのは、新台で、調整を取っているのに他の台と比べて回り過ぎる台があった場合、スタートのバラツキを押さえる際に使われることが多くあります。